実は私は刃物など切れるもが、とても苦手です。

(料理は気をつけてします・・・)

 

突然ですが

お侍さんは 刀が命。

「雨あがる」という映画の中で、

「刀は人を斬るものでは、ありません。

自分のこころを見つめるためにあるのです」

というセリフがあります。

 

一人 森の中で 神経を集中して刀を抜く場面があります。

多分 居合 という剣術だと思いますが、

何度見ても 美しいな~と思います。

 

私の父は 日本刀のコレクターで、

幼いころから

リビングで手入れをしている姿を、よく見たものです。

もちろん本物なので 見ているほうがビビッていました。

触ったことはありませんが、

かなりの重量だと思います。

 

 

タコ焼き機に油を塗るのに似たものに

白い粉をつけて

左手で刀を持って、

きらきら光る刃に

右手で根元から先まで ポンポンポン・・・と

両面に粉をつけていきます。

そうしてから 白い布で刃を挟み

ゆっくりと 気をつけながら滑らせていきます。

そして刃を 目の高さと垂直にして

刃の模様をグッと見つめます。

 

今思えば 父は心を見つめていたのでしょうか・・・

その時は何だか知らないけれど

変な光景だとしかおもえませんでした。

 

ひとが 心を見つめる方法は人さまざま。

座禅だって 何も知らないでいたら

あの人 何しているんだろう・・・と思うはず・・・

 

人って 面白な~って思いました。