終戦記念日に母は検査を受けました。
本人はとても不安があるので
先生にお願いして、付き添うことになりました。
特殊な検査室には普通は入れません。
人体に影響がない量といえども
放射能を浴びてきました。
手を握ることはできないので
頭や顔や肩をなでていました。
そのうちにクラニオセイクラルのようになってきて
顎がガクガクしたり、つま先が動いたりしていました。
意識がもうろうとしている母ですが、
私がそばで話しかけたりしていることは
わかっていたようです。
検査というものは、わたしも大嫌いですが
怖くて仕方がない人が、たくさんいらっしゃると思います。
人の温もりや声掛けで
その不安が無くなる日がくるといいなと思います。