緩和ケア

亡くなる前の母に

約1か月間だけですが、

ほぼ毎日リフレやボディーワークを

させていもらいました。

あまりものが言えない人の 

希望を読み取ることは

とても難しかったです。

最初は、これでもかというくらいに

足裏を強く押すことを

要求される日もあったり、

痛くてだるいところを、

探し当てて揉んだり・・・

 

だけど意識もなく、

口もきけない 身体も動かせない、

そうなったときは、

優しく触れたり、

抱きしめたり、

添い寝をしたり・・・

そういったことが 一番穏やかな表情になっていました。

痛みというのは 不安、恐怖から起こることも 確かめられました。

 

人は呼吸をやめてしばらくすると 冷たくなります。

私は セッション時、皆様の肌を触れるとき、

当然のように 温かく、柔らかさを感じています。

でも これは すごいことなんだな。。。と思うようになりました。

 

生きている者同士が 触れ合い、

お互いが心身ともに重なるその一瞬一瞬が、奇跡なんだと思います。

 

そして レイキです。

わたしは 何のためにレイキをしてきたんだろうか、

と、いつも自問自答してきました。

 

今回、意識してレイキを施そうとはしませんでした。

それがよかったのか、

わたしは なぜレイキを必要としているのか

少し見えてきたように思えました。

ヒーリングをすること?

人生をよりよく生きるため?

臼井先生の教えを伝えること・・・?

 

どれでもありません。

ただ 在ることを知る。。。ではないかなと思います。

 

意思 希望 思考 願い ・・・

それは 無ではなく 彩づいたもの。

 

経験 記憶 知識 そのどれでもありません。

うまくいえませんが なんの事実もなく真実もなく

実体のない空なんだと思います。

 

愛でもないように思います。

愛というと 意味を持ってしまうからです。

信頼というと 信頼していないという実体も現れます。

 

私は 名前や実体というもので安心します。

安心というもので 生かされているのかもしれません。

でも安心はどこまで追いかけると 満足できるのでしょうか?

人生 追いかけて追いかけて

果てしなく追いかけて

それで満足できるというのでしょうか?

追いかけているうちに

ここにあったことを 見逃しているのではないかな・・・

 

そんなことを 感じています。